「心理カウンセラーって実際のところどんな生活や働き方をしているんだろう?」
「様々なパターンがあるよ!ここでは一例を紹介するね!」
心理カウンセラー(公認心理師)のミミと申します。
心理の仕事に携わって8年目になりました。
これまで様々な分野の職場で仕事をしてきたのですが、その都度生活や働き方を
変えてきたように感じます。
今回は「心理カウンセラーの実際の生活」について記事をまとめました。
ほんの一例(個人的な経験)ですが少しでも参考になりましたら嬉しいです^^
【こんな人におすすめ】
・心理カウンセラーを目指していて具体的な生活のことが知りたい
・どういう働き方をしているのか気になる
・今後心理カウンセラーになることを考えている
心理カウンセラーのとある1日
私の実際の1日をまとめてみました。
7:00~8:30 通勤
8:30 出社(A相談室)
8:30 相談室内の清掃、準備
9:00 相談業務開始
12:00~13:00 休憩
13:00~16:30 相談業務
16:30~17:45 記録のまとめ作業等
17:45 退社
17:45~18:45 移動
18:45 出社(B相談室)
19:00~22:00 相談業務(記録作業も同時並行)
22:15 退社
22:15~23:45 通勤
23:45 帰宅
これは数年前に相談室の仕事を2つ掛け持ちしていた頃のスケジュールです。
A相談室は民間会社の健康管理の部署でカウンセラーの仕事をしていました。
主に職場のメンタルヘルスに関わる業務で
職場内の人間関係の問題や休職・復職のご相談等をお受けしていました。
B相談室では電話相談員として働いていました。ここでは相談内容は多岐に渡りました。親子・夫婦・友人関係の問題、仕事の悩みなどが多かった印象です。
今振り返ればこの頃は特に忙しい時期でした。
A相談室の仕事だけ、B相談室の仕事だけ、という日もありましたが
毎日が一定のスケジュールではありませんでした。
正直なところ朝起きて「今日はどこに出勤するんだっけ、、」となる日も
ありました^^;
仕事の掛け持ちが多い
私自身の働き方としては、カウンセラーの仕事は複数掛け持ちをしてきたことが多かったです。
その原因の1つが雇用形態。
「非常勤」や「契約社員」が多いというところです。
生活状況や家庭の状況によって1つの職場の収入だけで食べていけることもあると思いますが、
私の場合は1か所の収入のみだと生活がギリギリだったので、掛け持ちをしてきました。
非常勤や契約社員は週3~4日勤務が多いので、
他に週1~2日の仕事を掛け持ちすることになります。
私の周りではそのように働いているカウンセラーさんが多かったです。
また、「経験を積みたい!」という気持ちで仕事を掛け持ちしていたというところもあります。
カウンセラーになりたての頃は経験も少なく自信もあまりなかったので、
「たくさんの現場を知っておかなければ!」という気持ちがありました。
20代で若かったということもあり、
忙しい時は1週間のうちお休みがなく働くこともありました。
(ただ、こういった働き方はあまりおすすめできません;;)
分野や職場によって働き方は様々
カウンセラーの雇用形態は非常勤や契約社員が多い、という話をしましたが
分野や職場によって働き方は様々になります。
公務員試験に合格して心理職になれば正職員として雇用は安定すると思います。
民間会社や病院関係の求人でもカウンセラーの正社員募集を見かけることがあります。
教育や福祉の分野は非常勤が多い印象です。
また、電話相談員やSNS相談員は週1日~の求人を多く見かけるので
掛け持ちがしやすいかもしれません。
どちらも勤務時間が夜間なことがあるので、
例えば日中別の職場で働いて夜から電話相談の仕事をする、
というスケジュールを組むこともできます。
経験を積み独立開業する、という道もあると思います。
自分のカウンセラー像を具体的に想像してみよう
誰のどんな問題に関わりたいか
カウンセラーの仕事がしたい、と思ったときに
「誰のどんな問題に関わりたいか」をまず考えてみることが大切だと思います。
カウンセラーとして「心」の問題に向き合っていくときにその範囲は本当に広いです。
まず1つご自身がどんな分野のことに興味があるのか(親子関係、夫婦関係、職場の悩み、キャリアの迷い、等)を明確にしておかれるのも良いと思います。
どうやって関わるか~対面?電話?テキスト?~
カウンセラーといっても関わり方も様々です。
コロナ禍ということもあって今ではSNS相談も増えてきました。
対面、電話、オンライン、チャットとどのように相談者と関わるかも様々な選択肢があります。
自分に合う働き方は?
仕事を掛け持ちする場合に、同時に経験を積めるというメリットはあると思います。
ただ1つお伝えしたいのは
「体調管理をしっかりする」ということが非常に大切になってきます。
どうしても忙しくなりがちだと思うので、休む時間をしっかり確保できないこともあります。
そうすると疲れが溜まっていって体調を崩してしまうことも;;
私自身が上手くスケジュール管理と体調管理ができなかったので、
何度も体調不良になりました。休むことをあまり重視せずにいたからです。
そうすると余裕がなくなってくるので相談業務に支障が出ることに繋がりかねません。
それは避けなければいけないことなので、
ご自分のスケジュール管理と体調管理ができるかを考慮して
自分に合う働き方を検討された方が良いと思います。
生活リズムは適切か?
人によって朝型か夜型か、どのくらいキャパシティがあるか等は違ってくると思います。
自分に合った生活リズムで働けると長く無理なく続けられると思います。
電話相談は夜間に対応することも多いので
出勤が夕方から、ということもあります。
夜型の生活の方にとってはそれほど苦ではないかもしれませんが
朝方の方には生活リズムが崩れてしまうかもしれません。
勤務時間や条件はよく確認していただくと良いと思います。
【この記事のまとめ】
・心理カウンセラーは関わる分野や職場によって働き方は様々。雇用形態によっては掛け持ちをして働くことも多い
・カウンセラーになって何がやりたいか、何ができるのかを考えることが大切
・体調に無理なく仕事ができるように勤務時間や条件を確認して、自分に合った働き方をよく検討する
責任が伴う仕事ですが、やりがいも大きいと思います。
心理カウンセラーとして働く自分の姿を描きながら少しずつご準備されてくださいね。
「皆さんの今後のご活躍をお祈りしております^^」